2023 年6月 18 日(日)13:25~14:55
■風景計画の実践-人と空間と DX
目的:風景計画研究推進委員会では風景リテラシーや価値観が変化する中での,風景計画分野での新たなパラダイムの検討を進めている。加えて,「DX」という言葉に代表されるように,空間情報技術やビッグデータ,AI など新たな技術の台頭が著しく,これまでできなかった計測や評価が実現可能ともなっている。風景計画の技法は 21 世紀初頭に一定程度の体系化を見たが,必然的に新たなツールを風景計画「学」として組み込み,「術」としてどのように実践していくかといった風景計画学の将来や可能性に関わる議論も必要である。
そこで本ミニフォーラムでは,DX を用いた風景計画に関わる実践を事例的に紹介し,また過去の学問領域で蓄積されてきた風景計画の計画論のレビューを行う。そのうえで,DX をふまえて人と空間の関係をどのように紡いでいくのか,今後の風景計画や風景づくりの実践についての議論を行う。学生や実務者の議論への参加を歓迎し,風景計画分野の紐帯となる場になることを期待する。
主な参加者と役割:
ミニフォーラム趣旨説明:伊藤弘・水内佑輔
・DX 事例 1:日置佳之(鳥取大学農学部)
・DX 事例 2:一言太郎(ニューラルグループ株式会社)
・景観評価技術の歴史的展開:斎藤馨(東京農業大学地域環境科学部)
コメンテーター
伊藤 弘 筑波大学芸術系
松島 肇 北海道大学大学院農学研究院
上田 裕文 北海道大学メディア・コミュニケーション研究院
温井 亨 東北公益文科大学
入江 彰昭 東京農業大学地域環境科学部
町田 怜子 東京農業大学地域環境科学部
小島 周作 メッツ研究所
小林 昭裕 専修大学経済学部
小田 龍聖 (国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所
高山 範理 (国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所
田中 伸彦 東海大学観光学部
高瀬 唯 茨城大学農学部
武田 重昭 大阪公立大学大学院農学研究科
寺田 徹 東京大学大学院新領域創成科学研究科
矢澤 優理子 東京大学空間情報科学センター
古谷 勝則 千葉大学大学院園芸学研究院
松井 孝子 株式会社プレック研究所
橋本 慧 株式会社プレック研究所
山本 清龍 東京大学大学院農学生命科学研究科
上原 三知 信州大学学術研究院農学系
水内 佑輔 東京大学大学院農学生命科学研究科
村上 修一 滋賀県立大学環境科学部
渡邊 貴史 長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
渡部 陽介 清水建設技術研究所
連携する団体:日本造園学会風景計画研究推進委員会